性の多様性を教える@教員養成課程

今年度も生徒指導の授業の一部として,学校における性の多様性について学ぶ回を設けました。
今回は講義を2回使い,権利の側面から考え,そのあとで性の多様さについての基本的な知識を学び,事例について考えるという授業実践でした。
この授業実践は静岡大学道徳教育研究会の学生が中心になり,指導案を作り,取り組んでくれました。
いろいろな迷いもありながら2回分の授業をやってくれる彼らをとても頼もしく感じてみていました。

それと昨年度やった時よりも,受講している学生の性の多様性に関する知識が格段に増えていることにびっくりしました。
1年の間にいろいろなところで性の多様性に関する情報に触れる機会が増えているようです。

今回は研究会の学生が授業を進めてくれるので,私も学生たちの中に入って授業に参加していましたが,受講する学生たちの声を拾っていくのも面白かった。授業中,学生たちはいろいろなつぶやきをしているんですね。そんなつぶやきが授業を作る。
前に立って授業していると何をしゃべっているんだろう?と時にはむっとした気持ちになりますが,もう少し彼らのつぶやきを拾ってみたいなと思いました。


グループワークで出てきたアイデアを黒板に整理




ディスカッションしたことをグループごとにまとめる


筆ペンで書いてくれるグループも…

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北海道大学大学院 教育学研究院 臨床心理学講座 福祉臨床心理学研究室