当初はこれまでCCPに取り組んでこられた施設や機関の方たち，共同研究者と内々でやろうと思っていた会でしたが，時々，「CCPに取り組んでみたいんだけど…」というご連絡をいただいていながら，キャパオーバーで対応しきれずにいたので，これを機に施設や機関同士でつながってもらって，すでに取り組んでいるところのノウハウを伝授してもらえるようにした方がいいなと考えて，少しだけ開かれた交流会にすることにしました。

それでも20人参加者がいればいいなと思っていたところ，施設や里親家庭，支援機関の方など35名ほどの方から参加希望をいただき，開催することになりました。

会では冒頭にCCPの概要などについて説明した後，以下のような実践についての報告をいただきました。

1．児童養護施設での実践（児童養護施設春光学園　片山由季先生）

2．児童家庭支援センターと児童養護施設の協働（児童家庭支援センターはるかぜ　森岡真樹先生）

3．里親会と里親家庭支援機関における実践（静岡市里親会長　眞保和彦さん，井出）

それぞれ実施の形態が違うので，今回はどのようにCCPの取り組みを始め，活動を維持してきたのかに焦点を当てて話をしてもらいました。

その後，ブレイクアウトルーム機能も使いながら，個別相談会のような時間も作り，実践に向けた検討やネットワークづくりにも取り組みました。

（予定通り）時間が押したために，なかなかたくさんの方にお話を頂くことができませんでしたが，科研費の共同研究者である白井千晶先生（静岡大学），有村大士先生（日本社会事業大学）にもコメントをいただき，今後の実践や研究へのご示唆をいただきました。

今日の交流会での報告の内容は，これまでの学会等での報告とあわせてここ（研究室のHP）で改めてご報告する予定です。

交流会で話題を提供してくださった方，交流会にご参加くださった皆様，ありがとうございました。

社会的養護