【研修会】「彼女たちのSOSを受け止めるために」

7月30日に「彼女たちのSOSを受け止めるために」というテーマでシンポジウムを開催しました。昨年度に引き続き,2回目の企画です。


今回は第一部「札幌市若年女 性支 援事業L i N K の報告― 現状と課題」に引き続いて,「社会的養護を経験した若者たちの“ その後” を考える」というテーマで,特に北海道内の社会的養護経験者の”その後”について考えることにしました。

登壇者は永野咲さん(武蔵野大学),安田徹さん(札幌乳児院児童家庭支援センター)と,私でした。

永野さんにはライフチャンスという概念を中心にして,社会的養護を経験した若者たちが”その後”を生きていくために必要なことを理論的に整理してもらいました。

私からはIFCAで実施した社会的養護経験者のCOVID-19感染拡大下での実態調査(今回は特に困難な状況に陥っている方たちに焦点化した報告)についての話題提供をしました。

その後,道内の社会的養護経験者の自立支援をされている安田さんから北海道という場所の特殊さなども踏まえて,現状や課題についての話題提供をいただきました。

ide LAB.

北海道大学大学院 教育学研究院 臨床心理学講座 福祉臨床心理学研究室