【シンポジウム】『道内の社会的養護経験者の“その後”と パーマネンシー保障の在り方』

『道内の社会的養護経験者の“その後”と パーマネンシー保障の在り方』というテーマでシンポジウムを開催します。

今年度,北海道開発協会の助成を受け,北海道内で社会的養護を経験した子ども・若者のパーマネンシー保障の実態と課題についてのフィールドワークを行ってきました。

ご存知の通り,北海道はとても広く,就労先や進学先が札幌を中心として,一部地域に偏っている状況があります。そうすると社会的養護を離れた後,彼らは施設や里親家庭だけではなくそれまで住んでいた地域を離れることになります。パーマネンシー保障とは,ケアを離れても永続する関係性の保障ですので,住み慣れた地域,そこにある関係性を離れることになると,パーマネンシーをどう保障するのか?という議論が必要になってきます。

今回のシンポではフィールドワークで明らかになってきた実態や課題に加えて,実際に子ども若者に関わる支援者の方たち,あるいは地域で子ども若者を支える取り組みを作ってきた方たちに話題提供者として登壇していただき,いろんな角度から道内の社会的養護経験者の“その後”と パーマネンシー保障の在り方について議論してみたいと思っています。

北海道でのこうした議論は,人口減少に伴い,新たな地方の在り方についての議論が求められるようになっている日本の様々な地域でもこれから起こり得る内容を含んでいると思いますので,道外からのご参加も歓迎します。

詳細はこちらにアクセスしていただいて,ご確認ください。

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北海道大学大学院 教育学研究院 臨床心理学講座 福祉臨床心理学研究室