【学会発表】『Person-Centered Approachと社会正義を巡る議論に関する論点の概観』他

日本人間性心理学会の年次大会で『Person-Centered Approachと社会正義を巡る議論に関する論点の概観』というテーマの研究報告を行いました。また,日本心理臨床学会の年次大会の自主シンポジウム@オンラインで『心理臨床におけるソーシャル・ジャスティスとアドボカシー(3)社会政治的・経済的・文化的要因にセンシティブな心理臨床のために』に登壇しました。


両方とも社会正義,アドボカシーと心理臨床をテーマとしたものですが,人間性心理学会で報告した『Person-Centered Approachと社会正義を巡る議論に関する論点の概観』の方はPerson-Centered Approachにおける社会正義についての議論に関する文献をレビューすることから,日本での今後の論点について整理することを試みた発表でした。口頭発表にしようかと迷いましたが,できるだけ多くの人と直接ディスカッションがしたいと思い,ポスター発表にしました。責任在籍時間には多くの方にお越しいただき,たくさんのディスカッションができました。中には「今回の学会はこの発表を見るために来た」と言ってくださる方もいらっしゃって関心の高さを感じました。比較的若い人が多かった印象です。少なくともこのテーマについて関心を持ち,議論していく必要があると感じている人が少なくないんだと思いました。

ポスターはこちらからご覧いただけます。googleフォームにアクセスして感想をお寄せいただけるようになっているので,ぜひ感想をお聞かせください。文字ばかりで見づらいポスターですみません…


心理臨床学会のシンポジウムの方は,人間性心理学会のために滞在している福井のホテルから話題提供者として登壇しました。社会的養護の領域で重ねてきた実践や研究をアドボカシーという観点から捉え,どのようなことを大事にして取り組んできたのかをお話しさせていただきました。

こちらも100名近い参加者があり,関心が高いのだなぁと感じました。

ide LAB.

北海道大学大学院 教育学研究院 臨床心理学講座 福祉臨床心理学研究室