静岡県における児童養護施設と地域校の連携の現状と有効な連携に向けての提言
平成26年度地域保健福祉研究助成を頂き,『静岡県における児童養護施設と地域校の連携の現状と有効な連携に向けての提言』というテーマで施設の職員さんたちと調査をしました。詳しい報告書はこちらからご覧いただけます。
静岡県では施設に通う子どもたちの特別支援学級が特別支援学校の利用割合が他の地域よりも低いことがわかりました。施設も学校も困難を感じている現状では,特別支援教育の活用や施設児童の学習支援において特別支援教育の考え方を取り入れることが大切だと考えられます。
また,子どもの学習に関して,学校側の認識と施設側の認識にずれが生じているところがあるということもわかりました。施設は家庭に比べていろいろなことを学校から求められると感じているところもあるようです。しかし実際には施設の職員は忙しくて,そこまでなかなか手が回らない。そういった状況を理解してもらいながら,子どもたちが少しでも学習を楽しいと感じてくれるような取り組みを重ねていく必要がありそうです。
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