ふじのくに地域・大学コンソーシアムからの研究助成

学校における性の多様性の実態に関する調査を進めています。
この調査は,“男女”といういわゆる性的マジョリティだけではなく,多様な性を持つすべての児童生徒にとって過ごしやすい学校を作るために,まずは実態を調査し,その内容をもとに実践的な学校づくり,授業づくりを進めていく研究の一環として行われています。

このテーマを多面的に理解するために,教育学(静岡大学教職センター准教授 松尾由希子先生),学校保健学(静岡大学教育学部教授 鎌塚優子先生),特別支援教育学(静岡大学教育学部准教授 山本薫先生),臨床心理学(静岡英和大学准教授 玉井紀子先生),当事者支援団体(LGBTしずおか代表 細川知子さん)と一緒に研究チームを組んで進めています。

調査は県下の小中高等学校,特別支援学校のすべてを対象とする予定ですので,1,100校ほどが対象になります。
それなりに予算を組むことが必要なので,研究助成金を頂くべく,申請をしていましたが,この度,「公益社団法人 ふじのくに地域・大学コンソーシアム」から助成金を頂くことになりました。



テーマは「静岡県内の学校教育における性的マイノリティ児童生徒への教育相談体制整備についての研究」です。

すでに高校,特別支援学校については調査を実施し,データ分析を始めたところですので,また近いうちにご報告できると思います。