【研究論文】『自然体験活動を取り入れた保育の実態と効果』

自然保育学会誌『自然保育学研究』に「自然体験活動を取り入れた保育の実態と効果」が掲載されました。
自然体験を積極的に行っている保育所の数やその内容,目的を分析すると共に,そうした自然体験保育の目的が青年期にどのような影響を与えているかについての調査を行った結果をまとめたものです。



端的に言うと,

・保育所や幼稚園が自然体験活動を取り入れている目的は①身体的健康・発達の促進、②意欲の向上、③社会性の向上、④共感性の向上である
・子ども時代の自然体験活動の経験は,おおむね保育所が目的に据えている領域に対して肯定的な影響を及ぼしている

というものでした。
しかし,保育所や幼稚園よりも,家庭の自然に対する親和性の方が影響がする可能性も示唆されました。

野外教育とか自然体験活動とかに取り組む方にとっては参考にしていただける論文ではないかなと思うのですが,いかんせんこの学会,論文を公開していないどころか,ciniiの検索にもひっかからない…
ご希望の方にはコピーをお送りしますのでおっしゃってください。

日本自然保育学会HP→https://shizenhoiku.jimdo.com/