【記事】「無敵の人」と表現してしまうことのリスク

昨年度から日本心理臨床学会の広報誌『心理臨床の広場』の編集委員をさせていただいている関係で,先日発行された第16巻第1号に原稿を書かせていただきました。

題目は『「無敵の人」と表現してしまうことのリスク』。(←リンク先から原稿をお読みいただけます)

『「無敵の人」を生み出さないために』という特集の中の一稿です。


この特集は日本心理臨床学会長の信田さよ子先生をはじめ,そうそうたる先生方がそれぞれの臨床経験をもとに「無敵の人」について論考されるものですが,その中で「そんな安易に心理臨床の携わる人が『無敵の人』なんていう表現を使わない方がいいんじゃない?」という疑問を投げかける原稿を書かせていただきました。

もちろん原稿を寄せていただいた先生方は百も承知というところだと思いますが…


積極的に書かせてほしいと希望したテーマでなかったし,あまりうまくかけた気がしなかったのでなかったことにしてしまおうと思うくらいの原稿だったのですが,思いの他,「読みましたよ」「よかったですよ」と励ましのお言葉をいただいたので,少し安心しているところです。


この『心理臨床の広場』という広報誌は広く心理臨床に,あるいは心理臨床という仕事に関心を持っていただくための広報誌です。

バックナンバーもオンラインで公開されていますので,ぜひ,ご覧ください。

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