災害後の子どものケアについて ~無理に表現させないで2~

災害後のケアについて,兵庫県こころのケアセンターの加藤寛先生のコメントが熊日(熊本日日新聞社)に掲載されていました。




子どもの「心のケア」の主なポイントは

・「夜眠れない」といった反応は当たり前で「異常な状況に対する正常な反応」と考えて
・生活を再建し,環境を安定させるのが何よりのサポート
・地震の時のことを無理に聞き出すことは傷口を広げるだけ。絶対にやめて

です。

「聞くな!」といってるんじゃないんです。まずは安心安全を。
そして、子どもが自ら表現してくれるようになったらその表現を手伝い、しっかりと聴いてあげてください。
けして、無理に話させたり、思い出させようとしないように。無理に思い出させたり、話させたりしてしまうと、後々、その事を思い出したり、話したりするのが余計に辛くなってしまうことが出てきてしまうかもしれません。


詳しくは兵庫県こころのケアセンターのHP(http://www.j-hits.org/child/index.html)を参照してください。

また,熊本県臨床心理士会のHPにはいろいろな学会,団体が示しているガイドラインがまとめられています。
熊本県臨床心理士会


静岡大学 井出智博研究室
http://www.ipc.shizuoka.ac.jp/~etide/index.html

ide LAB.

北海道大学大学院 教育学研究院 臨床心理学講座 福祉臨床心理学研究室