毎年恒例… 2か月人生ゲーム

毎年恒例になってきた「2か月人生ゲーム」。
児童養護施設におけるキャリアカウンセリングの一環として,毎年行っています。
毎年,少しずつバージョンアップしたり,施設職員さんが子どもに伝えたいメッセージを加えたりしながらやっています。



今年度は対象が高校生が多いということもあって,「給料からいろいろなお金がひかれるよ」ということや「しっかり家を選んでみようね」というところに力を入れました。

さて,楽しみに待った人生ゲーム当日。
参加予定の4人のうち1名は今後のことについての話し合いがあるということで欠席。もう1人も定期試験に向けて勉強しなければならないとお尻に火が付いたそうでお休み。
ということで,今回の人生ゲームは延期することになりました。こういう事態も施設ではよくあること。できるだけ子どもの生活に合わせてやりたいと思っているので,日程を再調整。

でも,せっかく大人は時間をあけて集まったので大人がゲームを楽しむことに。
作っていながら参加者になったことはなかったので,私も今回は参加者として。

見事借金だらけになるという...orz

でも参加者としてやってみて気づいたことはたくさん。
まずは,やっぱりこれ,面白い。白熱してしまう。
そして白熱しながらもいろんなライフイベントを知るチャンスがある。
お金があることがどれだけ安心なのかよくわかる。
冠婚葬祭は難しい。




これまでは模造紙に印刷してゲームボードを作っていましたが,今回からはパワーポイントを使ってスライド形式に。いろいろな変更が簡単にできるようになったし,先が読めないハラハラも強まりました。
そろそろこれ,教材として販売します(笑)



ide LAB.

北海道大学大学院 教育学研究院 臨床心理学講座 福祉臨床心理学研究室