2020年度のCCP

COVID-19感染拡大の影響でいろいろな研究,実践活動が制限されていますが,今年度もいくつかの施設,機関と協働して社会的養護を要する子どもとのキャリア・カウンセリング・プロジェクトが実施されてます。


私が静岡から北海道に移ったこと,あるいはCOVID-19感染拡大の影響で移動が制限されていることを考慮して,今年度は中心的な運営は各施設,機関の職員さんにお願いして,私はオンラインで参加しています。長年CCPに取り組んできた施設,機関もあるのでファシリテーターを職員さんに委ねるいい機会だな,とも思っています。

また今年度から新たに取り組みを始めた施設もあります。

それぞれがどんな風に動いていくのか楽しみです。



やっていて感じるのは,子どもたちは将来のことについて考えたり,語ったりするのが好きなんだなぁという事。それぞれにいろんな難しいこともあるのだと思うけれど,これからの自分について考えたり,語ったりすることを楽しみにしてくれていると感じます。

また,数年間参加し続けてくれている子どもたちの将来展望が変化しているのを感じます。大事にしたい価値観が「お金!」だった子が「家族」とか「つながり」とかを大事にしたいって語るようになっていてびっくりしたり,嬉しかったり。


今年は子どもたちがどんな将来を描いてくれるのか,楽しみです。

ide LAB.

北海道大学大学院 教育学研究院 臨床心理学講座 福祉臨床心理学研究室